刀剣×情報系 刀剣自由研究展

刀剣×情報系Webオンリーイベント刀剣自由研究展の企画ページです。

情報系まとめ作成者に聞く!(vol2:しわす様)

お名前

しわす

出している本/ネップリの主な傾向やコンセプトを教えてください(刀の調査/刀以外の調査/旅行記 等)

刀の調査(蛍丸)

あなたのテーマ周辺で、浅く広く系のおすすめ本をMAX5冊くらいまで教えてください

火の国水の国―阿蘇神社第91代宮司阿蘇惟之聞き書き/
中世の阿蘇社と阿蘇氏 (戎光祥選書ソレイユ4)

あなたの調べているテーマに該当する、深くコアな内容のおすすめ本をMAX5冊くらいまで教えてください

肥後の山岳霊場遺跡 池辺寺と阿蘇山を中心に 資料集/砥用町史/高千穂太平記/海津郷土史

調査を始めたきっかけを教えてください

元々持ち主の家(阿蘇家)の歴史を調べていたから

(ネット公開/ネップリ/本など形を問わず)発信したきっかけをおしえてください

阿蘇神社と多々良浜古戦場以上にゆかりの地を知って貰いたかった

集めた資料はどんな感じで管理していますか?(保管およびインデックスつけ等)

複写物は専用のクリアファイルに保管。明治期の古書は袋に入れて保管

本を作るときのざっくり手順やスケジュール感、こだわり等々を教えてください

書きたいネタを思い浮かべ、テキストに箇条書きする→書き出したタイトルや内容にこれぐらい尺を取るかな?と思うページ数を入れる(この時ざっくりレイアウトも考える)→ページ数が大体決まる→本に掲載する文章をテキストに書き出す→イラレにテキストをコピペ。イラレに直打ちすると誤字に気が付きにくいので必ずメモ帳からペーストしてる(それでも誤字がある)→写真や漫画を配置する(合わせてテキストを調整する)→全ての配置が終わったらスペルチェック→入稿
表紙は最初に描いたり最後に描いたりしますが、ページ数が変わることもあるので最後に描くことが多いです。
特に情報系の本は不備や誤字にあとから対応できるように割引〜通常入稿しかしないです。割増で入れると焦ってしまうので。

(本)初めて本を作ったときに困ったことと、どんなふうに解決したかを教えてください

写真が多くてよくイラレが落ちました。写真の解像度をギリギリまで落としました。

(本)印刷所選びの基準を教えてください

カラーで見てもらいたいと思えば口絵が安いところを探す(装丁にあわせる)…締め切りから逆算するなどです。

(本)印刷所用の原稿を作るとき、表紙と本文それぞれどのようなソフトを使用していますか?

IllustratorPhotoshop、SAI、Clip studio

あなたの資料の探し方を教えてください

元の主や主の親族縁の地を回ります。意外なところで郷土史会の方が纏めていらっしゃったり、史跡の案内板に説明があったりします。
地方の小さな図書館、意外とオススメです。

近現代の人物について扱った、あるいは扱いを検討したことはありますか?ある場合、どのような配慮をしましたか?

私は蛍丸が行方不明になったあとの記事をまとめました。一団体や他の神社の名称が書かれてましたが、そこは除いて掲載しました。
引用したのは新聞でしたが、新聞社に団体と人名は除いて掲載しますと申請時にお伝えしました。
写真掲載許可をお願いした団体にも電話がかかる可能性を考えて控えますと話し合って決めました。

伝承がたどりきれなかったとき:資料をたどっていって、一旦行き止まりになったときにどうしますか?

近い時代の周辺の歴史を漁ってその歴史がどこにいってしまったのかを調べます。あとは関係深い人物に焦点を当てて人間や地域から調べます。

重要な資料の存在を教えてくれた方などはいますか?まとめる上で特別な扱いや事前のお話などしましたか?

先駆者がいる場合は事前にお話をするか、その話題は避けます。

マイナスの印象を与えるようなテーマを扱うか検討したことはありますか?どのように対応しましたか?

触れないことにしてます。

信頼性の低いネタは扱いますか? 扱う場合には何か気をつけていることなどはありますか?

信憑性が低い場合も『当時はこんな話もあったみたい』で掲載したりしました。まるっきり違ったので、あまり気にはなりませんでしたが、引っかかりそうな話題は怪しいネタでは…と意見を述べておきます。

調べてみたら予想と違ってびっくり!となったことがあればおしえてください

蛍丸の伝承、歴代当主さんのお話が違ったり、どっから出てきた話なの?と言うネタがあって、断定はできないなって悟りました……

まとめたことで、何か得たもの、あるいは起こった出来事、思わぬ反応などありましたら教えてください

人脈が(ひっじょ〜〜〜〜うに)広がったり、人生が変わるようなことがありました。

  • 伝承元の方から通販(BOOTH)を頂いた時
  • 阿蘇神社の学芸員さんから『当主に本を渡しました』と言う連絡を頂いた時
  • 『貴方の本を阿蘇神社で見かけて』とある末裔の方からメールを頂いた時

以上3点が一番胃がヒュッとなった瞬間でした。

何か補足だったり、語りたいことがあればどうぞ

蛍丸、探してます!見つかりますように!!!

これから調査してみる/まとめを作ってみる方に向けて一言!

あなたの調査が後年の人々の役に立つかもしれないです!
新しい発見に近づくかもしれないです!

まずイベント(オンラインでも)に申し込みして自分を追い詰めましょう!